温泉御宿 龍言

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
Point ここがポイントです!
1.米は市内の特別栽培米、野菜や肉、魚は基本的に新潟県内産を使用。
2.上質の素材からだしを引き、味噌や醤油などの調味料も無添加のものを厳選。
3.郷土料理や伝統野菜も取り入れています。

豪農の館を移築した風情ある温泉宿が料理改革

3年前から料理の改革に着手

印象的な長屋門の奥に、約4000坪の庭園と、古民家を移築した風情ある建物が広がる「温泉御宿 龍言(りゅうごん)」。文政年間の武家屋敷や、地元六日町の庄屋屋敷など、風情ある建物は「人の上に人を乗せてはいけない」との思いから、ほぼ平屋造り。敷地面積1万6000坪という空間に、ゆったりと配されています。男女別の大庭園露天風呂や大浴場も広々として、貸切露天風呂も、貸切とは思えないほどの広さ。
そんな龍言ですが、「建物も風情も温泉も最高だけれど……」と、いままで少しネックだったのが料理でした。
「既製品を減らして、できるだけ無添加にしていこう」と今の料理長が就任した3年前から、少しずつ改革が始まりました。それまで使っていた添加物の多い既製品をやめて宿の厨房で手作りをしたり、地元で作られた無添加の調味料を探したりして、今回、雪国A級グルメにエントリー。実はエントリー時には、昆布のほかに化学調味料入りのだしパックを使っていたのですが、「これは変えられないものですか?」と聞くと、数日後にはだしパックを撤廃。昆布と鰹節でだしを引くようになり、雪国A級グルメ三ツ星認定となりました。

前菜のひとつ、「鮭焼漬笹巻正油おこわ」は、新潟の郷土料理を組み合わせた一品。味噌は地元南魚沼市内で仕込んでいるもの。原料の大豆も南魚沼産。

 「これから、もう少しシンプルな田舎料理にしたいと思っているんです。遠くからいらっしゃるお客様が求めている料理はそういうものだと思いますから」と料理長。
さらなる変化が期待できる宿です。

宿泊時の夕食例

一泊2食の冬のメニュー例。日本海の魚や山古志のモロコ、地元名産の美雪鱒など新潟の味が並びます。

1. 先付 氷頭なます いくら 防風
氷頭(鮭の鼻先の部分)を使ったなますは、お正月によく食べられる新潟の郷土料理。
2. 前菜 酒盗菜の花ばらこ蟹身お浸し 糸賀喜、佐渡梅貝旨煮、鮭焼漬笹巻き正油おこわ、鈴子味噌漬 酢立、山古志諸子南蛮漬、美雪鱒菊花巻雲
佐渡のバイ貝、山古志のモロコ、地元の美雪鱒などの新潟素材を盛り込んだ前菜。笹にくるまれているのは、焼いた鮭をタレに漬け込む新潟の郷土料理「鮭の焼き漬け」を、同じく郷土料理である「しょう油おこわ」に乗せたもの。
3. 椀物 越後魚沼けんちん汁
隣町である入広瀬の山菜や、地場の野菜を使ったけんちん汁。
4. 造里 日本海の幸 雪室熟成醤油
この日の魚は、マグロ、シマアジ、カンパチ、南蛮海老。雪室で熟成させた醤油でいただきます。
5. 焼物 岩魚炭火立焼 丸十 レモン
岩魚の焼き物は、夕食前の時間になると館内の囲炉裏でで炭火焼きをしているのが見られます。
6.台の物 にいがたA5和牛陶板
脂が乗った、にいがた和牛のA5等級を陶板焼きで。
7. 蓋物 帛乙女 鱈子昆布巻 梅人参 助宋鱈 芽蕪 針柚子
里芋は新潟五泉市の名産で滑らかな舌ざわりの銘柄・帛乙女。
8. 揚物 鮟鱇香煎揚 青唐 蓮根煎餅
アンコウの香煎揚げに使われているのは、なんと新潟名産の柿の種をくだいたもの! 香ばしくてほんのりとした辛味がアクセント。
9. 食事 笠原農園の南魚沼産コシヒカリ、漬物三種、留椀
地元で減農薬・無化学肥料のコシヒカリを栽培している笠原農園のコシヒカリで締め。留め椀に入っているのは津南町産の干しえのき。
10. デザート チョコレートのムース 越後姫
新潟特産の大粒いちご・越後姫を使ったデザート。

審査員の実食おいしさ判定


男女別2カ所の大浴場のほか、貸切露天風呂も驚くほど広々


龍言のお風呂は、本館に近い露天風呂付き大浴場「圓(まどか)の湯」と、御居間屋敷の先にある「和楽の湯」の2カ所。巨大な岩に囲まれた和楽の湯は、大庭園露天風呂と名づけられているものの完全な露天風呂ではなく、しっかりとした屋根やガラス戸に囲まれています。気候が良い時には大きな窓が開け放たれ、庭と一体化したような開放感。特に女性用は2方向が窓になっているので光がたっぷりとふりそそぎます。
一方、圓の湯は男女別の内湯にそれぞれ露天風呂付き。地元に伝わる木造平屋建ての土蔵造りの内湯には、打たせ湯もついています。圓の湯という名前は、ロビーに書が飾られている雲洞庵先代住職・新井石龍禅師の命名だとか。
ほかに予約制の貸切露天風呂が大小2つ(大は40分2000円、小は40分1000円)。どちらも広々として、特に大きな方は貸切風呂とは思えない広さ! 一度に7〜8人は入れるほどです。和楽の湯と同じく屋根やガラス戸が付いているので豪雪の冬でも楽しめます。和楽の湯と貸切風呂は、「できるだけ自然のままの環境で」と、洗い場は狭く、固形石けんしか置いていません。シャンプーやボディーソープを使う場合は圓の湯へどうぞ。

温泉データ
源泉名
六日町温泉7号井・12号井・13号井
泉質
含硫黄-ナトリウム塩化物泉 成分分析表
成分総計
843(mg/kg)
湧出状態
掘削動力揚湯
源泉温度
47.6℃
引湯距離
浴場データ
浴場名
使用状態
使用源泉
加水
加温
消毒剤の使用
利用時間
大庭園露天風呂・和楽(やわらぎ)の湯
放流一部循環式
共同源泉
あり
なし
塩素消毒
24時間
露天風呂、大浴場・圓(まどか)の湯
放流一部循環式
共同源泉
あり
なし
塩素消毒
24時間
貸切露天風呂(大)
放流一部循環式
共同源泉
あり
なし
塩素消毒
1:00〜22:30 6:00〜10:00
貸切露天風呂(小)
放流一部循環式
共同源泉
あり
なし
塩素消毒
11:00〜22:30 6:00〜10:00
施設・設備はただ今準備中です。
AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み

認定条件
審査
備考
基本条件
1つ星
2つ星
3つ星
食材の産地
お米
品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:南魚沼市内
栽培方法:特別栽培(農薬8割減、化学肥料不使用)
野菜
新潟県産:サラダホウレン草、大崎菜、椎茸、長ネギ、里芋、山ウド、蕨、山筍、かぐら南蛮、エノキ茸、シメジ、舞茸、あまんだれ、苺(越後姫)
県外産:ミント、セルフィーユ、人参、菜の花(千葉)、玉葱、むらめ(埼玉)、大根(神奈川)、花穂、大葉、ミニトマト(愛知)
野菜は8割が新潟県内産。朝食には地元南魚沼の伝統野菜であるかぐら南蛮を使ったかぐら南蛮味噌や、同じく伝統野菜の大崎菜なども使用。夕食の煮物などに登場する里芋は新潟県名産の帛乙女。デザートの苺も新潟名産の越後姫。
山菜
新潟県産:山筍、山ウド、うるい、タラの芽、ふきのとう、ワラビ
山菜は天然ものと栽培もの、どちらも使用している。干しゼンマイも使用。
きのこ
地元名産の八色椎茸
加工品
納豆や豆腐、そば、うどんなども県内の業者が作っているものを使用
食肉
新潟県産:にいがた和牛A5等級、新潟地鶏
牛肉、鳥肉ともに県内産の銘柄肉のみを使用。
魚介類
海産物は基本的に新潟県産。魚のほかに銀葉草、ながも、水雲などの海藻も使用。川魚も新潟県産。
調味料
雪室貯蔵国産丸大豆生しょうゆ・無添加・県内産(新潟県産丸大豆使用)
味噌:雪譜味噌—天然醸造・県内産(原材料も県内産)
みりん:住乃井—天然醸造・県内産
酢:穀物酢—国内産
酒:鬼ごろし—小川本家酒造・国内産
塩:元祖笹川流れの塩—平釜方式・県内産
砂糖:精製糖・国内産
油:国内産
だし
かつお:本枯節(国内産)
昆布:利尻昆布(天然)
だしのかつおは、2014年3月に変更。

※実際の食材は仕入れ事情によりこの表と異なることもありますが、実際の宿泊の際におたずねいただければ、すべて産地を公開することが可能です。

DATA
温泉御宿 龍言【新潟県南魚沼市・六日町温泉】
〒949-6611 新潟県南魚沼市坂戸山際79
予約
電話予約:025-772-3470

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温泉御宿 龍言
AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
住所:〒949-6611 新潟県南魚沼市坂戸山際79MAP
TEL:025-772-3470
URL:http://www.ryugon.co.jp/
アクセス:
関越自動車道六日町ICから国道17号、291号経由で約10分
上越新幹線越後湯沢駅からタクシーで約30分、または越後湯沢駅からJR上越線に乗り換え六日町駅よりタクシーで約5分
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