和風いん越路Wafu inn koshiji

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
Point ここがポイントです!
1.米は魚沼産コシヒカリの中でも特においしい塩沢の田んぼで自家栽培
2.野菜は9割が自家栽培で、その野菜を使った漬物も手作り
3.平成7年新築の建物は、こじんまりしているけれど快適。

野菜の9割が自家製! 雪国A級グルメ初の民宿が登場

いまでは貴重な「夢の民宿」

その昔、民宿というのは、安い価格ながらも地元の美味しいものがたくさん食べられました。でも現在はスキー民宿などでの激安競争が進んだため、残念ながら食事は出来合の安い加工品や半加工品を提供する民宿がほとんどになってしまいました。でも、どこかに「夢のスーパー民宿」があるのではないかと思っている人も多いはず。
 それがまさに「和風いん越路」。もともと、野菜と米は自家栽培、漬物も自家製のものを何種も作っている「食事がおいしい民宿」でした。6年前に、雪国A級グルメ三ツ星の「越後湯沢HATAGO井仙」で修行をしていた息子の幹雄さんが帰ってきて厨房に入るようになり、さらにパワーアップ。
 さらに今回、雪国A級グルメの加入に際して、すべての調味料を見直し、さっそく添加物入りだったいくつかの調味料を変更。自家製野菜のおいしさが際立つようになり、民宿を超えた「料理屋」の味にバージョンアップしました。

ある日の朝食は、雪国観光圏からもほど近い新潟県長岡市の名物「栃尾の油揚げ」を使った肉味噌はさみ焼きや、夏野菜のサラダ、ナス味噌、オクラ納豆、モロヘイヤのおひたし、玉子焼き、焼き鮭、ヨーグルトいちごソースと、盛りだくさんの内容。ご飯はもちろん自家栽培の南魚沼塩沢産コシヒカリ。

 野菜は春から秋はなんと9割が自家栽培。冬でも、温度の異なる4カ所の倉庫や雪室に保存しているネギや白菜などを使っているので、6割ほどが自家栽培のものです。これらの野菜を使って漬物を作るのはお母さんの淳子さんの担当。一年を通して自家製の漬物が食膳に並びます。
 お米もすべて自家栽培。ブランドとして知られる南魚沼産コシヒカリの中でも、特に美味しい米ができると評判の塩沢にある宿ならではの、もちもちとした美味しい米が食べられます。もちろん、春になれば地元産の山菜料理がずらり。
 さらに、調味料のほかにだしも見直しが行われ、いくつかを試した家族会議の末に、だしの素材を変更。野菜の味がさらに引き立つようになりました。
 温泉はないですが、建物は平成7年に新築したので客室も浴場も清潔、かつ快適。これで1泊2食8,100円という価格は、本当に夢のようです。
 本当は、料理の味的には二ッ星なのですが、民宿なので過大な期待をされちゃうと困るので一つ星にしています。ぜひぜひ、泊まって確かめてみてください。
※注釈。夏休みは合宿などを受け入れているため、合宿の状況によって予約ができないこともあります。また合宿などの料理はA級グルメの基準とは異なります。

宿泊時の夕食例

一泊2食付きプランの夕食コース。自家製野菜がたっぷりと味わえるメニューです。

1.トマト甘酢生姜和え
自家栽培のトマトと、新生姜の甘酢漬を合わせたもの。生姜の爽やかさとトマトの甘味が楽しめます。
2. インゲン胡桃和え
インゲンを少し固めに茹で上げたインゲンを漬けだしで下味をつけ、甘めに味付けしたくるみの衣で和えてあります。
3. タコとキュウリの味噌ドレッシング和え
自家栽培のキュウリとタコを、自家製の味噌ドレッシングと刻み茗荷で和えたもの。蛇腹に切り込まれたキュウリは昆布と塩で下味がつけられてい ます。
4. よもぎ豆腐
おばあちゃん直伝の甘味の効いたゴマ豆腐をベースに、春に採ってペーストにしておいたよもぎを一緒に練り上げてあります。
5. 枝豆がんも
地元の豆腐屋さんの木綿豆腐を使った自家製のがんもどき。もちろん枝豆も自家栽培です。低温の油でじっくり揚げたものを、だし醤油でいただ きます。
6. ナス揚げ浸し
ナスを素揚げにした後に熱湯で余分な油を落とし、よく冷やした漬け出しに漬け味を含ませています。
7. ふきのとうグラタン
春に採ってペーストにしておいたフキノトウを使ったグラタンに。バジルの収穫できる季節にはバジルを使ったりと、「香りを楽しんでいただけるよ うに仕上げています」という一品。
8. もちぶたロース味噌漬焼き
地元の名産である越後もち豚を自家製の味噌床に一日漬けこんで焼き上げたもの。
9. かぐら南蛮味噌
辛味の強い伝統野菜である「かぐら南蛮」を使った、ご飯が進む一品。
10. 自家栽培コシヒカリのご飯
南魚沼市の中でも特にお米が美味しいと言われている塩沢地域で育てているコシヒカリの炊きたてご飯。自家製味噌を使った味噌汁と一緒に。
11. 自家製漬物
自家製の漬物。もちろん野菜も自家製。
12. クリームプリン
地元の養蜂家が作るハチミツとグラニュー糖を合わせて甘味を出し、クリームをたっぷり使ってクリーミーなプリンに仕上げています。

お宿・お店のこだわりポイント

我が家の料理はその時々に畑や山で穫れる食材をメインに、献立を考えています。お料理とともに、食材の背景も一緒に楽しんでいただけるように心がけています。
料理担当 小林幹雄さん

審査員の実食おいしさ判定

お母さんが畑で作る野菜を、主に息子の幹雄さんが料理する家族経営の民宿。既製品や半製品を使うことが民宿の料理の主流になってしまった現在、和風いん越路の料理は民宿の原点。旅館のような設備・サービスという訳にはいきませんが、コストパフォーマンスの高さは抜群です。
認定調査員 岩佐

温泉はございません。
施設・設備はただ今準備中です。
AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み

認定のポイント


◎野菜は春から秋は9割、冬も6割が自家栽培。米はすべて自家栽培の南魚沼塩沢産コシヒカリ。
◎漬物も自家製で、メニューには郷土料理も含み、ほとんどが手作り。
◎調味料、だしはすべてが無添加ではないが、極力、添加物をなくそうと努力している。


認定条件
審査
備考
基本条件
雪国の気候風土が活きた美味しい食を自らの宿や店で作っていること。
原材料のすべての情報を公開できること。
雪国観光圏内の食材を積極的に使用していること。
消費者の「安全」と「美味しさ」を第一に考え、原産地や添加物にまで気を配っていること。
「雪国A級グルメ」認定の一次産品、加工品を積極的に使用していること。
1つ星
米に関しては、雪国観光圏7市町村のものを100%使用していること。
野菜と農産物加工品に関しては、雪国観光圏7市町村のものを中心に、自県産を50%以上使用していること。
外国産の野菜や農産物加工品を使う場合には、食の安全性から見た必然性や、調味において不可欠なもの等の理由があること。
素材の味の良さを最大限に生かすために、基本的に化学調味料は使わないこと。
ただし、※の事項については特例として認定する。
※1つ星の特例事項
・ドレッシングや加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っている
・味噌や醤油、酢、みりんなどの調味料に化学調味料が入っている。入っている
・漬け物に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・農産物加工品、畜産加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・味噌汁に化学調味料の入った顆粒粒だし、だしパックなどの製品を使っている。入っている
・味付け海苔や添加物入りの加工品(納豆、もずく、タコワサ等)を提供している。入っている
2つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
食肉と食肉加工品に関しては、雪国観光圏のものと、所在地の県産品を積極的に使用していること。
雪室で貯蔵した米や雪室ジャガイモ、雪下にんじん等、雪国らしい素材を積極的に使用していること。
伝統野菜や伝統調味料を積極的にメニューに取り入れていること。
3つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
農産物は特別栽培農産物や有機JAS、またはそれに準ずるものを積極的に使用していること。
地域をリードする専業農家や農業生産法人、エコファーマーの生産する農産物を積極的に使用していること。
春は山で獲れた天然の山菜、秋は天然きのこなど、その地で穫れた天然の幸を積極的に使用していること。
川魚と食肉、食肉加工に関しては、抗生物質や薬剤をできる限り使わないものを使用していること。
味噌、醤油、みりんなどの調味料は、すべて無添加、天然醸造できちんと作られたものであること。
品質の高いだし素材を使用していること。
畜産加工品や農産物加工品にも添加物が入っていないことを確認して料理していること。
加工品や調味料の原材料と、その品質まで把握するように努めていること。
食材の産地
お米
品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:南魚沼市塩沢地区(自家栽培)
栽培方法:慣行栽培
野菜
南魚沼産:キャベツ、白菜、芋、大根、にんじん、ネギ(すべて自家栽培)かぐら南蛮、大崎菜、つみ菜
伝統野菜のかぐら南蛮は南蛮味噌に、大崎菜は煮浸しに使用。野菜は春から秋は9割が自家栽培のもの。冬でも6割ほどが自家栽培で、温度の違う倉庫4カ所で保管をしている。その他はほぼ国産で、一部のブロッコリー、パプリカなどの付け合わせやフルーツは外国産を使用。
山菜
南魚沼産:ふきのとう、こごめ、木の芽、タラの芽、コシアブラ、ウド、シオデ、わらび、タケノコ(根曲がり竹)
山菜は主に地元でとれた天然ものを使用。
加工品
新潟県産:納豆、豆腐、油揚げ、こんにゃく
納豆は隣町の魚沼市で作られている納豆を使用。ほかに塩鮭、塩鱒など無添加の魚介加工品や、発酵調味料、魚介エキス、加工デンプンが含まれる鰯の甘露煮を使用。朝食には化学調味料、酸化防止剤、保存料などの使われたソーセージやハムを使用。
食肉
南魚沼産:越後もち豚
国産:鶏肉
越後もち豚は新潟の銘柄豚。
魚介類
南魚沼産:八海サーモン
ほかに外国産のサーモン、カラスカレイなどを、サーモンのみそ漬け、煮魚などに使用。
調味料
醤油:ヤマサキ国産丸大豆しょうゆ—本醸造方式・新潟県産・化学調味料使用
味噌:仕込みそ—天然醸造方式・無添加・原料は国産
みりん:キッコーマン 万丈 割烹本みりん—新式みりん・無添加・国内産
酢:ミツカン米酢
酒:盛場絵巻—国産・化学調味料使用
塩:伯方の塩—溶解・平釜方式
砂糖:上白糖・国内産
油:J-オイルミルズ サラダ油レッド
だし
昆布:日高昆布二等検(天然)
その他:だしパック(化学調味料使用)
洋風のスープやグラタンなどの料理には、コンソメキューブや鶏ガラスープを使用。また朝食の味噌汁には場合により顆粒だしを使用。

※実際の食材は仕入れ事情によりこの表と異なることもありますが、実際の宿泊の際におたずねいただければ、すべて産地を公開することが可能です。

DATA
和風いん越路【新潟県・南魚沼市舞子】
〒949-6425 新潟県南魚沼市姥島新田840-1
予約
電話予約:025-783-2644

ご予約は、お電話か、インターネットでお願いいたします。
アクセス関越自動車道塩沢ICより約3分
上越新幹線越後湯沢駅よりタクシーで約20分、または越後湯沢駅でJR上越線に乗り
換え石打駅より車で約5分(無料送迎あり・要予約。石打駅は待機タクシー無し)
送迎JR上越線石打駅まで送迎あり(無料・要予約)
チェックイン・アウトイン13:00/アウト10:00
料金2人1部屋の1名料金(1泊2食、税サ・入湯税込)
平日8,100円(グリーンシーズンは休前日も同料金)
休前日(ウィンターシーズンのみ)9,500円〜10,500円
日帰り利用食事込み3,000円〜(17:00〜19:00、要予約)
一人宿泊平日のみ可
食事夕食/和食(食事処)、朝食/和食(食事処)
客室数15室
お風呂男女別内湯:2
インターネット接続無線LAN(全館対応)
喫煙全室喫煙可
支払い方法現金のみ
定休日なし
食事への対応アレルギー  :できる限り対応するが、細かい部分までは対応できないこともある。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
玄米食    :対応できない
野菜食    :厳密さを問われなければ、野菜中心のメニューに対応可。
※ご希望の場合は、事前に連絡を。

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AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
住所:〒949-6425 新潟県南魚沼市姥島新田840-1MAP
TEL:025-783-2644
URL:http://www.koshiji-inn.jp/
アクセス:
関越自動車道塩沢ICより約3分
上越新幹線越後湯沢駅よりタクシーで約20分、または越後湯沢駅で
JR上越線に乗り換え石打駅より車で約5分(無料送迎あり・要予約)
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