農家レストラン まつえんどんNokanobentoya Matsuendon

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
Point ここがポイントです!
1.農業を継いだばかりの若夫婦が料理人の経験をいかしアンテナショップオープン。
2.家農園で作っているお米や無農薬野菜をたっぷりと使用。
3.安いランチまで、だしは国産天然素材、調味料も無添加の上質なものを厳選して使用。

農家の始めた食事処&お総菜店は、850円のランチも無添加!

料理人の若夫婦が農業を継ぎつつ飲食店をオープン

 2014年1月にオープンしたばかりの「農家の弁当や まつえんどん」は、地元で米や野菜を作るみわ農園が始めたアンテナショップです。オープン直後に雪国A級グルメにエントリー。いきなりの三ツ星認定となりました。
 若主人の三輪弘和さんは、大学生時代から金沢に移り住んでいたそうですが、お父さんが農業をやっている実家の南魚沼に戻ってきたのは2012年のこと。ベテラン農家のお父さんの跡を継いで、18町歩(約17.8平米)の田んぼでの米作りと、無農薬栽培の野菜作りを始めました。
 三輪さんはそれまで金沢で料理の仕事に就いていて「素材の作り手になりたい」という思いから、南魚沼に戻って来たのだとか。一緒に移住してきた奥さんの弥生さんは金沢出身。「くずし懐石」の店などにいた料理人でした。そんな料理人夫婦が、農業と同時経営している「まつえんどん」では、店頭でお弁当やお総菜を販売。店内にあるカウンター席では買ったお弁当や、850円〜1000円前後のランチを食べることもできます。また、店の奥には座敷が2室あり、こちらでは完全予約制のディナーが味わえます。

料理の主役は、自家農園で採れたコシヒカリと野菜たち。だしも調味料も徹底して国産の無添加品を選んでいます。
 例えば、右の写真は、店頭で販売しているお惣菜とお弁当。惣菜はバイキング形式で、1種パック180円。この日は、大崎菜という伝統野菜の漬物を使った「煮菜(にいな)」や、野菜と魚を糀で漬けた「やたら漬け」などの郷土料理や、きんぴらごぼう、煮物など、気軽に味わえるお総菜が並びます。お弁当は日替わりで500円〜700円程度。
一報、下はディナーコースの一例。八寸には芽キャベツのおひたしを無添加の生ハムで巻いたものや、日本海名産のノドグロを粕味噌焼きにして煮菜ソースをかけたものなど、郷土料理のエッセンスも取り入れた創意あふれる料理が、見た目も美しく並びます。締めの炊きこみご飯がみわ農園のお米であるのはもちろん、最後のデザートにも、農園産の「みわちゃんおもち」を使った豆乳しるこです。ランチメニューもさることながら、新潟素材の味が少しずつ多種楽しめるディナーコースが3500円と、抜群のコストパフォーマンスです。

料理例

3,500円コース

店の奥にある座敷で食べられる夕食(完全予約制)。地元野菜の他に、若主人夫婦が修行をしていた金沢の野菜なども使用。

1 先付 五泉の里芋「帛乙女」揚げ出汁 金沢春菊 八色椎茸
新潟県五泉市の特産品である里芋を揚げ出汁に。夫婦ともに金沢で料理人をしていただけあり、素材の一部は金沢から取り寄せ。
2 八寸 芽キャベツのお浸し ゴーバル生ハム巻、魚沼えのきと豆乳のくず豆腐から揚げ、大根しょう油漬けとカレイ子和え、ノドグロ粕味噌焼 煮菜ソース、鰺つみれ 雪室じゃが包み蒸し
ひとつひとつ食べるのが楽しくなるような、創意あふれる品々。芽キャベツを巻いた生ハムは岐阜県で作られている無添加のもの。日本海名産の ノドグロの粕味噌焼きに添えられたソースは、郷土料理の煮菜(にいな)を使ったオリジナル。雪室じゃがいもはみわ農園産。
3 椀 鮟肝の蓮根蒸し 生姜餡
蓮根の蒸し物の中に、濃厚なあん肝入り。
4 造 八海サーモン2種 ふきのとう塩・山葵醤油漬け、うるいのにんにく醤油漬け
八海山麓で育つサーモンを、2種の味わいで。
5 焼物 越乃鶏のいしりソテー 焼き葱、葱ソース、焼きりんごで
香ばしい地鶏と甘酸っぱい焼きリンゴの組み合わせが美味。
6 食事 雪国まい茸とカキの土鍋ごはん
みわ農園のお米を土鍋で炊き上げた香りのいい炊きこみご飯。自家製漬物・えのき味噌漬と、なめこの味噌汁と一緒に。
7 甘味 みわちゃんおもちの豆乳しるこ
温かい豆乳しるこに、冷たいアイスを乗せて。優しい甘さです。

お宿・お店のこだわりポイント

みわ農園が作っているお米と野菜をぜひ味わっていただきたいと思っています。その他の野菜も、若手農産者グループ「魚沼楽市楽座」のものなど、なるべく地元のものを仕入れていますし、調味料も自分たちが自信を持てるものを使っています。まだオープンして間もないですが、ぜひ食べに来てください。
三輪弘和さんと弥生さんご夫妻

審査員の実食おいしさ判定

肉や魚がメインになるメニューでも、ほとんどが野菜入り。見た目も美しくアイディア豊富な八寸などが出されるコースは価格に対して驚くほどの充実ぶりで、「東京で食べたら何割増しだろう?」と考えてしまうほど。1000円以下のランチやお弁当も無添加なのに脱帽。味付けはほんの少し濃い目です。
認定調査員 横尾

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み

認定のポイント


◎農園のアンテナショップ兼食事処なので、米はすべて自家製。無農薬野菜も栽培して使用。
◎だしや調味料はすべて無添加で、天然醸造などの上質なものを使用。
◎伝統野菜や郷土料理を積極的に使用。ソースなどへのアレンジも行う。


認定条件
審査
備考
基本条件
雪国の気候風土が活きた美味しい食を自らの宿や店で作っていること。
原材料のすべての情報を公開できること。
雪国観光圏内の食材を積極的に使用していること。
消費者の「安全」と「美味しさ」を第一に考え、原産地や添加物にまで気を配っていること。
「雪国A級グルメ」認定の一次産品、加工品を積極的に使用していること。
1つ星
米に関しては、雪国観光圏7市町村のものを100%使用していること。
野菜と農産物加工品に関しては、雪国観光圏7市町村のものを中心に、自県産を50%以上使用していること。
外国産の野菜や農産物加工品を使う場合には、食の安全性から見た必然性や、調味において不可欠なもの等の理由があること。使用していない
素材の味の良さを最大限に生かすために、基本的に化学調味料は使わないこと。
ただし、※の事項については特例として認定する。
※1つ星の特例事項
・ドレッシングや加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・味噌や醤油、酢、みりんなどの調味料に化学調味料が入っている。入っていない
・漬け物に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・農産物加工品、畜産加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・味噌汁に化学調味料の入った顆粒粒だし、だしパックなどの製品を使っている。使用していない
・味付け海苔や添加物入りの加工品(納豆、もずく、タコワサ等)を提供している。提供していない
2つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
食肉と食肉加工品に関しては、雪国観光圏のものと、所在地の県産品を積極的に使用していること。
雪室で貯蔵した米や雪室ジャガイモ、雪下にんじん等、雪国らしい素材を積極的に使用していること。
伝統野菜や伝統調味料を積極的にメニューに取り入れていること。
3つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
農産物は特別栽培農産物や有機JAS、またはそれに準ずるものを積極的に使用していること。
地域をリードする専業農家や農業生産法人、エコファーマーの生産する農産物を積極的に使用していること。
春は山で獲れた天然の山菜、秋は天然きのこなど、その地で穫れた天然の幸を積極的に使用していること。
川魚と食肉、食肉加工に関しては、抗生物質や薬剤をできる限り使わないものを使用していること。
味噌、醤油、みりんなどの調味料は、すべて無添加、天然醸造できちんと作られたものであること。
品質の高いだし素材を使用していること。
畜産加工品や農産物加工品にも添加物が入っていないことを確認して料理していること。
加工品や調味料の原材料と、その品質まで把握するように努めていること。
食材の産地
お米
品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:新潟県南魚沼市六日町地域
栽培方法:慣行栽培
もともとが、米を中心に作っている「みわ農園」の店なので、お米はすべて自家製。有機肥料を使用し、農薬は出来る限り減らし、玄米黒酢を散布して栽培。
野菜
新潟県産:雪室じゃがいも、雪室にんじん、雪室玉ネギ、里芋(帛乙女)、芽キャベツ、大根、葱、かぐら南蛮、糸ウリ
みわ農園で栽培している無農薬野菜や、地元の若手農業者グループの野菜、その他の地元産野菜が中心。できるだけ地元産を使うので、全体の7割程度が県内産。手に入らないものは他県産を使用。
山菜
魚沼産の天然の山菜を使用。
わらび、ぜんまい、木の芽、うど、うるい、ふきのとう、コゴメ
きのこ
使用していない
加工品
新潟県産:豆腐、油揚げ、豆乳
岐阜県産:ハム、ベーコン、ソーセージ
ハムやソーセージは無添加のものを使用。加工品はすべて無添加、無化学調味料、天然素材のものを探して仕入れている。
食肉
牛肉:にいがた和牛(新潟県産)
豚肉:和とんもち豚(新潟県産)
鶏肉:越の鶏(新潟県産)
使用する肉はこの3種でほぼ9割。
魚介類
国産:ノドグロ、アジ、カレイ、鮎、岩魚、鱒
外国産:ホワイトタイガー(海老)
魚介は基本的に国産で、できるだけ近海のものを使用。どうしても自分の目で確かめたい時は、自分で朝、市場に見に行って競りに参加して購入。ホワイトタイガーは、エビフライや真丈、あえものなど刺身以外のものに使用。
調味料
醤油:直源醤油 もろみの雫ー本醸造・無添加・石川県産
味噌:天然醸造越後味噌ー天然醸造・無添加・県内産
みりん:住乃井 本みりんー旧式みりん・天然醸造・無添加、県内産
酢:千鳥酢ー静置醸造法・無添加・京都産
酒:料理酒、清酒など
塩:笹川流れの塩ーイオン膜交換・平釜・県内産
砂糖:きび砂糖ー精製糖・国産
油:ボーソー白絞こめ油ー圧搾方式、国産
だし
かつおー本枯節・国産
昆布ー日高昆布二等検
干し茸ー国内産
煮干しー国産煮干し・酸化防止剤不使用のものを使用
だしはすべて国産を選んでいる。他に、その日に出た野菜の皮やへたなども使用。

※実際の食材は仕入れ事情によりこの表と異なることもありますが、実際の宿泊の際におたずねいただければ、すべて産地を公開することが可能です。

DATA
農家レストラン まつえんどん【新潟県・南魚沼市】
〒949-6608新潟県南魚沼市美佐島972
予約

座敷での食事は要予約
お問い合わせ電話番号: 025-775-7401
アクセス関越自動車道六日町ICから約3分
上越新幹線越後湯沢駅からJR上越線に乗り換え六日町駅下車、タクシーで約5分
営業時間 4月中旬〜11月のみ。11:00〜19:00(18:30LO)、
料金昼850円〜、夜3,500円〜
席数2室16席
インターネット接続不可
禁煙禁煙
支払い方法クレジットカード可
定休日木曜日
食事への対応アレルギー  :アレルギーの度合いにもよるが、要望があれば対応する。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
野菜食    :厳密さを問わなければ野菜中心のメニューに対応可。

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農家レストラン まつえんどんNokanobentoya Matsuendon
AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
住所:〒949-6608新潟県南魚沼市美佐島972MAP
TEL:
URL:http://miwanouen.net/matsuendon.html
アクセス:
関越自動車道六日町ICからR17号経由で約12分、小出ICから約20分
JR上越新幹線浦佐駅からタクシーで約15分
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