田舎食堂 いろりじねんirori zinen

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
Point ここがポイントです!
1.自ら山で採ってきた摘み草、山菜など、地場の天然素材が料理の中心です。
2.料金の定食でも、毎朝きちんとだしを引いて手作りをしています。
3.味噌や醤油などの調味料も地場産のものに転換中です。

主人が山で採ってきたものをはじめ、
雪国の豊かな山の恵みが味わえる食堂です。

  奥只見の銀山平に向かう道路・湯之谷シルバーラインに入ってすぐの場所にあるこの店、冬になると周辺には2メートル以上の雪が積もるので休業しています。
 でも、春になれば、雪深いこの地だからこその料理を味わえるのがこの「いろりじねん」なのです。
 例えば、コースの前菜として出されるのは、季節の花や摘み草をゼリー寄せにしたもの。季節の山菜や野草がたっぷり入った摘み草サラダや天ぷらも人気です。
 これらの素材の多くが、地元の山で採れたものなのです。
 ご主人の駒形さんの実家は、この地からさらに山に入った秘湯・駒ノ湯山荘。駒形さんも7年前までは実家の板場に立っていました。
「都会から、数週間とか一ヶ月とかの長期で湯治に来る方がいらっしゃるんですよ。そういう方々にエビフライとかマグロの刺身とかを出しても、当然、喜ばれないですよね」
 それだけの長期に渡って湯治ができるのは裕福な人も多く、舌も肥えています。もちろん、湯治なので健康に悪いものを食べたいはずもありません。
 「そんなお客様に、どうしたら楽しんでもらえるかと考えて、少しずつ覚えていったんです」
 と駒形さん。雪深い魚沼の山は、春は山菜、秋はきのこなどの宝庫でもあります。これらを自分で山に入って採るようになりました。

こうした山の恵みを、誰でも気軽に食べられるような食堂としてオープンしたのは4年前。
メニューには地元産の美雪ますの刺身を使った定食、自家栽培の野菜をたっぷりと載せた蕎麦やうどんなどのほかに、春なら山菜、秋ならあけびやきのこなど、季節の素材を使った定食などがあります。食事中に出されるお茶も、地元で昔から「お茶」として飲まれてきた、どくだみなどの野草茶です。
  オープン時から、だしは毎日素材からひいていましたが、雪国A級グルメへの応募を機に、調味料を見直し。地元で作られた味噌などを積極的に使うようになりました。
 2012年の営業には間に合わなかったものの、醤油も地元の無添加のものに切り替え。次の春からの営業ではほとんどの調味料が無添加の地元産に切り替わるので、山菜や摘み草本来の力強い味わいを、より感じられるはずです。

料理例

「さんさい共和国」の名前もある魚沼市入広瀬地区など、地元の山菜や摘み草、きのこ、自家製野菜などを使った料理は季節ごとに内容が変わります。

1.刺身定食
夏の刺身定食の例。美雪ますと、自家製こんにゃくの刺身がメインです。
2. 美雪ますの刺身
地元の名産である美雪ますの刺身。
3. こごめゴマ味噌
春の山菜だるコゴミは、地元では「こごめ」と呼ばれています。比較的アクが少ないので、こくのあるゴマ味噌と一緒に。
4. 天ぷら
4月の天ぷらの例。その日に採れた山菜や摘み草、姫タケノコなどが並びます。時には食べられる花が入ることもあり、目を楽しませてくれます。
5. カタクリと大葉キスミレのゼリー寄せ

季節の花が美しいゼリー寄せに。もちろん花は食べられるものばかり。天然のエディブルフラワーです。
6. 摘み草サラダ
4月の摘み草サラダの例。

お宿・お店のこだわりポイント

私が山に入って採ったり、地元の人が採って直売所に並べていたりする、天然の山菜を使っています。田舎で出せるのはこんなものばかりですが、少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
田舎食堂 いろりじねん 駒形博

審査員の実食おいしさ判定

天然の山菜やきのこは、採取よりも下ごしらえがとても大変な食材。だから、気軽に食べられる店はあまりないのが現実です。予約なしで、1000円代前半でこれらの山菜(しかも、ほとんどが天然物)を食べられる店は貴重です。ただし、採れない時には一部、国産の栽培品や、外国産の加工品を使う場合もあるので、気になる方は注文時に確認をどうぞ。
認定調査員 横尾

AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み

認定のポイント


◎地元の天然山菜やきのこなどを使い、食材の5割以上は新潟産を使用している。
◎地元で作られる伝統の調味料を取り入れている。
◎毎日、丁寧にだしを引いている。


認定条件
審査
備考
基本条件
雪国の気候風土が活きた美味しい食を自らの宿や店で作っていること。
原材料のすべての情報を公開できること。
雪国観光圏内の食材を積極的に使用していること。
消費者の「安全」と「美味しさ」を第一に考え、原産地や添加物にまで気を配っていること。
「雪国A級グルメ」認定の一次産品、加工品を積極的に使用していること。
1つ星
米に関しては、雪国観光圏7市町村のものを100%使用していること。
野菜と農産物加工品に関しては、雪国観光圏7市町村のものを中心に、自県産を50%以上使用していること。
外国産の野菜や農産物加工品を使う場合には、食の安全性から見た必然性や、調味において不可欠なもの等の理由があること。
素材の味の良さを最大限に生かすために、基本的に化学調味料は使わないこと。
ただし、※の事項については特例として認定する。
※1つ星の特例事項
・ドレッシングや加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っている
・味噌や醤油、酢、みりんなどの調味料に化学調味料が入っている。入っている
・漬け物に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・農産物加工品、畜産加工品に添加物や化学調味料が入っている。入っていない
・味噌汁に化学調味料の入った顆粒粒だし、だしパックなどの製品を使っている。不足時のみ
使用している
・味付け海苔や添加物入りの加工品(納豆、もずく、タコワサ等)を提供している。提供していない
2つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
食肉と食肉加工品に関しては、雪国観光圏のものと、所在地の県産品を積極的に使用していること。
雪室で貯蔵した米や雪室ジャガイモ、雪下にんじん等、雪国らしい素材を積極的に使用していること。
伝統野菜や伝統調味料を積極的にメニューに取り入れていること。
3つ星
1つ星の該当条件を満たし、特例事項(※)への該当がほぼないこと。
農産物は特別栽培農産物や有機JAS、またはそれに準ずるものを積極的に使用していること。
地域をリードする専業農家や農業生産法人、エコファーマーの生産する農産物を積極的に使用していること。
春は山で獲れた天然の山菜、秋は天然きのこなど、その地で穫れた天然の幸を積極的に使用していること。
川魚と食肉、食肉加工に関しては、抗生物質や薬剤をできる限り使わないものを使用していること。
味噌、醤油、みりんなどの調味料は、すべて無添加、天然醸造できちんと作られたものであること。
品質の高いだし素材を使用していること。
畜産加工品や農産物加工品にも添加物が入っていないことを確認して料理していること。
加工品や調味料の原材料と、その品質まで把握するように努めていること。
食材の産地
お米
品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:新潟県南魚沼市・飯塚農場
栽培方法:特別栽培(使用の農薬は地域基準の6割減、化学肥料は地域基準の9割減)。収穫後、雪室で保存。
野菜
魚沼および周辺地域産:葉ワサビ、大崎菜、なば菜、ポエム菜、アスパラ菜、ニラ、なし茄子、みず茄子、長ナス、枝豆、トウモロコシ、トマト、キュウリ、夕顔、ずいき、キヌサヤ、インゲン、ささげ、黄紫菊花、カブ、カボチャ、里芋、八頭、冬瓜、ビタミン大根、多段大根(赤大根)、赤カブ、紅芯大根、ヤマトイモ、キクイモ、ヤーコンなど
海外産:根生姜 南瓜 レモンなど できる限りJA湯之谷や地域のスーパーなどの地場産コーナー、無人販売所から地場産品を仕入れ、季節的に無い場合は、県内産、国産、外国産の順に仕入れ。
山菜
沼と周辺地域の天然の山菜を自家採取、または地元から仕入れ。
春:木の芽、シオデ、ウド、フキノトウ、タラの芽、ミヤマイラクサ、わらび、ウルイ、アザミ、野フキ、ヤマタケノコ セリ・ナズナ(ペンペン草)・ハコベ・タネツケ花・ツクシ・あさつき・カタバミ葉・カタクリ花・ニワトコ新芽、イカリソウ・あんにんご・椿・令法(リョウブ)・ミツ葉ツツジ・山ツツジ・大葉黄スミレ・タチツボスミレ・ニョイスミレ カキドウシ・タンポポ・イタドリ・ヤマニンジン・スイバ・ヨモギ・しらやま菊新芽・ノゲシ新芽・マタタビ新芽・野カンゾウ新芽・水菜の新芽・ミズタビラコ・フジ蕾み・ヒメジョオン・ミヨウガタケ・コシアブラなど

夏:アオミズ、アカミズ、銀山フキ、キタロウアザミ、マタタビ、サルナシ、ニラ花・赤白ツメクサ・ツユクサ・ミツバ・ノゲシ(柔らかい葉)・クサフジ芽先・スベリヒユ・紫蘇・うしハコベ・グミの実・桑の実・桑の葉・マツヨイクサ花・ヒルガオ花・銭アオイ花・野カンゾウ花・カタバミ花・ウツボクサ花・オニユリ・コオニユリ・くずの花・クサフジの花・ミヨウガ・アカバナ・ハッカ・アオミズ・アカミズなど
秋: ゲンノショウコ・しらやま菊花・アケビの実・山芋・ムカゴ・アカミズのむかご芽・あさつき・タンポポ・ニラ・イヌタデ・菊花など
きのこ
魚沼・湯之谷地区や銀山平地区産:あまんだれ、ひらたけ、なめこ、ますたけ、やなぎたけ、スギエダ茸、カワムキなど
基本的に自家採取した天然ものや、地元産の天然、栽培ものを使用。一部、干しゼンマイ、干しワラビ、干しヨモギ、干しきのこ、なめこ水煮、あまんだれ水煮、あみたけ水煮は中国産も使用。
加工品
身欠きニシン、棒鱈、塩鮭、ちくわ、あずま揚げ、刻み海苔、焼き海苔、納豆、豆腐、油揚げ、冷凍そば、冷凍うどん、無調整有機豆乳など
豆腐や油揚げは消泡剤が使われていないものを、その他もできる限り、無添加、無着色、無漂白で国産原料のものを仕入れるように心がけています。
食肉
豚肉:美雪もち豚(魚沼産)など
鶏肉:ブロイラー
美雪もち豚は、魚沼市湯之谷地域で飼育されているもの。肉類は約5割が県内産、ほかは国産を使用。
魚介類
魚沼産:天然鮎、天然岩魚、天然ヤマメ、ワカサギ、美雪鱒、虹鱒大
国産:ワカサギ
外国産:ワカサギ(中国産)
鮎、岩魚、ヤマメは魚沼産の天然もののみを冷凍保存して使用。ワカサギは奥只見産を中心に、無い場合は国産の冷凍品を、それも無くなった場合は外国産を使用。美雪鱒と虹鱒大は地元の梅田養魚場より仕入れ、
調味料
醤油:原信ナルス「CGC特選 丸大豆醤油ー本醸造・無添加・国内産
田島屋「手造り醤油 本醸造」ー本醸造・無添加・国内産
ソーヤ醤油「本醸造特級」ー本醸造・国内産・アルコール添加
醤油は地元産のものを探していたが、2013年から魚沼市内の味噌・醤油醸造元・田島屋から仕入れたものを使用予定。
味噌:六花園「十割こうじ生味噌」ー天然醸造・無添加・県内産
生協「手作り味噌(仕込み味噌)」ー天然醸造・無添加・国産
味噌は地元の社会福祉法人魚沼更生福祉会 六花園のものを主に使用。
みりん:coop本みりんー国産・無添加
酢:パルシステムcoop「純米酢」ー国内産
タマノイ「穀物酢」ー国内産
酒:使用しない。
塩:海のさら塩ー無添加・国内産
砂糖:花見糖:非精製糖・無添加・国内産
三温糖
油:白しめ油
coop「キャノーラ油&コーン油 一番搾り」
調味料は、仕入れ原価を考えつつ、少しずつ無添加や地元産のものに切り替え中。

※実際の食材は仕入れ事情によりこの表と異なることもありますが、実際の宿泊の際におたずねいただければ、すべて産地を公開することが可能です。

DATA
田舎食堂 いろりじねん【新潟県・魚沼市】
〒946-0087新潟県魚沼市上折立718
予約

ご予約は必要ございません。
人数が多い場合(7人以上)は前日までにご予約ください。
お問い合わせ電話番号: 025-795-2577
アクセス関越自動車道小出ICから国道353号経由で約15分
上越新幹線浦佐駅からタクシーで約30分。または上越線小出駅から南越後交通バス
「栃尾又温泉」行きで約25分、「湯中居」バス停下車。
営業時間 4月中旬〜11月のみ。11:00〜19:00(18:30LO)、
11月8日以降の平日は〜日没まで。売り切れ次第終了。
料金700円〜1,500円
席数16席
インターネット接続不可
禁煙店外のピロティーに喫煙コーナーあり
支払い方法現金のみ
定休日木曜日(祝日の場合は翌日)、連休の場合は要問い合わせ。11月下旬〜4月中旬は休業
食事への対応アレルギー  :厳密には対応できないが、できる限り対応する。
糖尿病・高血圧:ほぼ対応不可。塩味を薄く、油は控えめにする程度の対応のみ。
玄米食    :対応可
野菜食    :厳密にはできないが、野菜中心のメニューにすることは可能。
※ご希望の場合は、すべて3日前までにご連絡を

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田舎食堂 いろりじねんirori zinen
AG304 総合評価
原産地への配慮
現地産食材の使用
無添加への取り組み
住所:〒946-0087新潟県魚沼市上折立718MAP
TEL:
URL:www15.ocn.ne.jp/~jinenn/
アクセス:
関越自動車道小出ICから15分
上越新幹線浦佐駅からタクシー約30分
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